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3.1.主要人物クラフト・ロレンス   声 - 福山潤  ローエン商業組合に所属する25歳の行商人。12歳で親戚の行商人に弟子入りして18歳で一人立ちした。将来どこかの街に店を構えるという漠然とした夢を描くだけの孤独な行商人生であったが、パスロエ村でホロと出会い、ともに旅をしている。ホロの言動に翻弄され、時には衝突しながら、ともに事件を乗り越え、次第に絆を深めていく。  商人として頭の切れる方ではあるが、自ら窮地を招きホロに助けられたり、会話で一泡吹かせようとするも軽くあしらわれ「可愛い仔」扱いされることもある。商売相手としての女性の扱いは決して不慣れな方ではなく挨拶程度にお世辞も使うが、肝心な所で女心が分からず、自分に対する好意には非常に鈍感である。 商人の特性である守銭奴としての面は比較的薄く、自分一人で利益を独占するよりも、皆で分け合う方を好むといったお人好しな面があり、ホロにも時として呆れられることがある。 ホロとは「仲間以上恋人未満」といった関係である。ホロ   声 - 小清水亜美  普段は、亜麻色の長い髪、赤い琥珀色の瞳、そして先の白い尻尾と立った獣耳を持つ10代中頃の少女の姿をしている。しかしその正体は、何百年も歳を重ねた、人を丸呑みにできるほど巨大な狼である。  「わっち(私)」「ぬし(貴方)」「〜ありんす」「〜かや」などの廓詞を使い、ときおり達観した物言いをする。相手の声色から嘘を見抜き、触れあった硬貨の音から純度の差を聞き分ける優れた耳を持ち、鋭い洞察力や、麦を瞬く間に成長させる能力なども持つ。もっとも、ロレンスと出会うまで何百年もパスロエ村に「麦の神」として拘束されていたため、少々世間からズレたところもある。 故郷ヨイツをはなれ各地の伝承にその名を残したが、悪魔憑き(人狼の類)と誤解され騒がれるのを嫌って人目に触れるのをはばかるようになっており、気を許した相手のほかには耳や尻尾を見せることはない。その各地の伝承では、ホロ以外にホロウという名で記録が残されている場合がある。  教会からは迫害を受けて追われ、村人からは神として扱われ、対等に話せる相手に恵まれぬ半生であった。そのため畏敬されることを好まず、ロレンスが張り合ってくることを内心では喜び、老獪な知恵で助けようとする。  狼の習性で丸呑みすることもあるが基本的には美食家で、特に甘い物には目がなく林檎は大好物。その上、大酒飲みでもある。  必要となれば生き血か、数粒の麦粒を食べることで狼に戻る。麦に「宿る」ことで自らの命をながらえ不死となり、その麦は腐ることなく温もりを保つという。自分が宿った麦粒を収めた皮袋をロレンスに作ってもらい、首から下げて大切にしている。
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