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3.2.各巻登場人物■ 1巻ヤレイ パスロエ村の交渉人(商人に売り渡す麦価の交渉を担う)で、ロレンスとは以前からの顔馴染み。重税による高値のため、麦の価格交渉では苦労していたが、領主主導の技術革新により生産力を高め、村の経済力に自信を深めつつある。クロエ 声 - 名塚佳織 テレビアニメ版のみに登場するキャラクター。 ヤレイの代わりに登場。女性としてロレンスに好意を寄せているという設定が加えられた。それ以外の基本設定は、ヤレイとほぼ変わらない。 ホロを教会に売ろうとしたが度重なる失態を重ね逆に返り討ちにされてしまったあげくロレンスからも決別されてしまった。 テレビアニメ第一期最終回での回想シーンにも少しだけ登場していた。ゼーレン 声 - 浪川大輔 旅の途中にロレンスとホロが立ち寄った修道院で知り会った謎の商人。ロレンスに貨幣改鋳に関わる儲け話を持ちかける。ワイズ 声 - 花輪英司 パスロエ村にほど近い港町パッツィオで、ロレンスが懇意にしている両替商。ロレンスより少し年下の金髪の青年。師匠同士が知り合いであった縁で、ロレンスとは付き合いの長い友人のような存在。女好きでホロから「賢い雄」と評されるあしらい上手。テレビアニメ版では初対面のホロにいきなり抱きついた。リヒテン・マールハイト 声 - 大塚芳忠 港町パッツィオで3番目に大きいミローネ商会のパッツィオ支店支店長。ロレンスの取引話を受けて、様々な面で協力する。よく頭が回り沈着冷静で丁寧な言葉遣いの人物。■ 2巻ノーラ・アレント 声 - 中原麻衣 教会都市リュビンハイゲンの教会に雇われ、羊飼いとして働く金髪の少女。その羊飼いとしての腕前と聡明さにはホロも一目置き、エネクという優秀な黒い牧羊犬を連れている。仕立て屋になる夢を持ち、教会の待遇の悪さにかすかな不満を抱いている。 テレビアニメ第1期の終盤やゲーム『狼と香辛料 海を渡る風』では一時、ロレンス一行と行動を共にしている。ヤコブ・タランティーノ 声 - 辻親八 リュビンハイゲンにおいて、ロレンスが所属するローエン商業組合の経営する商館の主。古参の商人で「ローエン商業組合にいるすべての者たちは自身の子供だ」と語る。ロレンスを修行時代から知っており、「クラフト」と名前で呼ぶ。面倒見は良いが、欲をかいて失敗した人物には商館主としての厳然たる態度で接する。ハンス・レメリオ 声 - 郷田ほづみ リュビンハイゲンにあるレメリオ商会の主人。ロレンスは大量に仕入れた武具を売り込むため、レメリオ商会を訪れるが、その閑散とした店頭は、商会が苦境に陥っていることを窺わせる。マーティン・リーベルト 声 - 堀内賢雄 ロレンスらと、北東の町ラムトラに同行する、レメリオ商会の若き幹部。■ 3巻フェルミ・アマーティ 声 - 千葉紗子 祭が開かれる町クメルスンに住む、ローエン商業組合所属の魚の仲買人。南の方の国の結構いい家系出身の人物と噂される。3年ほど前からクメルスンで商売を始めて頭角を現し、若手の有力な商人となった。ホロに一目惚れし、ロレンスとある契約を結ぶ。マルク・コール 声 - 小山力也 クメルスンに露店を開く麦商人。ロレンスとは旧知の仲。かつては行商人をしていたが、クメルスンで妻のアデーレと出逢ったのをきっかけに、町商人となった。妻との間には2年前に生まれた子供がいる。弟子の小僧エウ・ラントを使う。アデーレ・コール 声 - 柳沢真由美 マルクの妻。4年前にクメルスンでマルクとぶつかった拍子に恋におち、その後彼と結婚した。結婚した当初はか弱い外見だったそうだが、今ではマルクより体が大きい。エウ・ラント 声 - 笹島かほる マルクの露店で働いている少年。クメルスンより北にある寒村出身。まじめで機転が利き、マルクから教えられた商売や人生のイロハを忠実に守っている。ギ・バトス 声 - 赤城進 ローエン商業組合に所属し、貴金属を主に扱う年配の行商人。鉱山地帯とクメルスンとの間を30年近く、重い荷物を自分で背負って往復しているため、体格はがっしりしており、堅そうな不精ひげを蓄えている。商売上、異端の錬金術師たちとも付き合っているため、敬遠する者もいる。ディアン・ルーベンス 声 - 渡辺明乃 ギ・バトスに紹介された年代記作家。異端として修道院を追われたため、教会の手が及ばないクメルスンに来た。町の錬金術師たちが集まる一角に住み、各地に散らばる異教の物語を収集している。通称ディアナ。■ 4巻リーンドット エンベルクの町で一番大きな粉屋、リーンドット商会の主を務めるかっぷくのいい男。ギヨーム・エヴァン エンベルクにほど近いテレオの村外れでロレンス達が出会った粉挽きの少年。エルサとは恋人関係にある。フランツ・シュティングハイム テレオの教会の司祭だったが、ロレンス達が尋ねた時には既に故人。異教の神々の話を集める修道院長ルイズ・ラーナ・シュティングヒルトが住むディーエンドラン修道院への道を知っているとされていた。エルサ・シュティングハイム テレオの教会に住む無愛想な少女。フランツ司祭を訪ねたロレンスたちを門前払いする。エヴァンとは恋人関係にある。セム テレオ村の村長。杖を突く小柄な老人。イーマ・ラネル テレオの居酒屋の女将。村人たちに慕われる女傑。若い頃はビールの行商を行っていた。バン エンブルクの町にある聖リオ教会の司教。■ 5巻アロルド・エクルンド 声 - 廣田行生 港町レノスで宿屋を営む寡黙な老人。青い瞳と顔の半分以上を覆う白い髭の持ち主。かつてはローエン商業組合に属する旅の毛皮商人で、革紐工場を営む家に入り婿して革紐職人親方を継いだ。その後、革紐工場を宿屋兼荷物置き場に改装して、そこの主人となる。客の詮索はせず、興味を持った人物以外は名前も尋ねない。日がな一日、温めたぶどう酒を手に、南へ巡礼の旅に出ることを望んでいる。エーブ・ボラン(フルール・ボラン) 声 - 朴?美 本名はフルール・フォン・イーターゼンテル・(マリエル)・ボラン。ウィンフィール王国の没落した貴族、ボラン家の第11代当主。失敗や裏切りなど波乱に満ちた人生を歩む。金のためなら命さえ惜しまない守銭奴。ロレンスたちにはレノスの宿屋で出会い、大きな儲け話をもちかける。8巻と9巻にも登場する。 頭に頭巾のように布をきつく巻き、顔も目元以外を布で覆っており、女だということを隠し、男に扮している。普段はしゃがれた声で話しているが、場合によっては貴族の女性らしい声でしゃべることもある。一人称は通常「オレ」だが、窮地に陥ったときなどは商人以前に使用していた「私」に戻ることがある。基本的に自分以外の誰も信用していないが、ロレンスをある程度信用して手を組もうとしたことがある。その後、紆余曲折の末にロレンスに「マリエル」を含めた本当のフルネームを教えた。ヘレーナ(注1) 声 - 中山さら レノスの酒場「獣と魚の尻尾亭」の看板娘。賢くて口が上手いため店の繁盛に一役買う。酒場の客を籠絡させることに自信を持っていて、レノスの商売の情報をロレンスに伝えると同時に落そうとしたが、それが通じなかったため悔しがっていた。リゴロ・デドリ 声 - 内田夕夜 レノスに住む年代記作家の青年。レノスで大きな権限を持つ五十人会議の書記でもある。理解者である修道女メルタ(声 - 豊崎愛生)が、身の回りの世話をしている。■ 6巻イブン・ラグーサ 港町レノスが面するローム川を行き来する船の船頭。大きい体と声の持ち主で、顔は丸く酒やけなのか赤い。西方の沿岸地方の北にある村の出身。「ローム川の主」と自称しており、実際に色々と詳しい。トート・コル ローム川の関税徴収所でロレンスたちと出会った少年。北の山奥の村、ピヌ出身で、村のために教会の権力機構に食い込もうと、アケントという町で教会法学を学んでいた。年相応に世間知らずだが、知恵が回り覚えも良く素直な性格。この巻からロレンス達の旅に同道する。■ 7巻クラス 中編「少年と少女と白い花」の主人公。ホロがロレンスと旅をする以前に出会った、10歳くらいの少年で、年相応に世間知らず。とある領主の屋敷で小間使いとして働いていたが、領主は旅先で死亡し、代わりにやってきたその弟に屋敷を追い出された。杖代わりの太い枝と貧相な旅装束を携え、一緒に屋敷を出たアリエスと共に、海を目指して旅する。アリエス・ベランジェ クラスと共に旅をする少女。自分の歳を知らないが、クラスは自分よりほんの少し背が高いということで2つ年上だとしている。 屋敷では物心ついた頃から石の壁に囲まれた建物を出たことがなく、クラス以上に物をしらない。ただ、熱心な正教徒で礼儀作法は心得ており、文字の読み書きもできる。■ 8巻 9巻テッド・レイノルズ ローム川河口の町ケルーベ北岸にあるジーン商会の主人。ジーン商会は、ローム川流域の銅製品について取引を任されていると見られるが、軒先ではラバがあくびをし、ニワトリが駆け回る貧相な店構えをしている。教会からの依頼で、神と崇められる狼の骨を探している。ルド・キーマン ケルーベにあるローエン商業組合商館の副館長。商業の盛んな三角州にある分館の仕切りを任されている。ロレンスより2歳程年下の細い体と金髪の持ち主で、ケルーベ有数の貿易商の息子であり、自身も貿易商人。一度も行商をした事がないながら「頭の中には万枚に及ぶ地図がある」と言われるほど地理に明るく、「ケルーベの眼」の異名をとる情報通。組合に所属する商人からの信頼も厚く、商才に秀でている。12巻にも登場する。ジーダ ケルーベにあるローエン商業組合商館の館長。町の南側にある本館の管理をしている。セイン・ナトレ ケルーベ南側にある教会の助司祭。■ 10巻アム・ドイッチマン テイラー商会に属する商人。細目で口髭を蓄えた壮年の男。羊毛の買い付けを担当しており、ロレンス達にピアスキーを紹介する。ラグ・ピアスキー ルウィック同盟に属するフィアス商会の商人。金髪の青年。ブロンデル大修道院にロレンス達を案内する。商売の傍ら入植の世話もしており、料理が得意。ハスキンズ ブロンデル大修道院に属する寡黙な羊飼い。白い髪と髭を蓄え、がっしりした体格をしている。■ 11巻ハイ・バートン ジサーズ村の住人。ドレという村人と土地のことで争っていた。クローリィ ジダーズ村の住人。金髪の少年。村の土地の基準点を決める儀式に参加する。ハンス エーブが駆け出しの頃取引をしていたジョンズ商会の商人。貧しい農家の四男坊の出。オーラー エーブの元夫の下で働いていた老人で貴族の出身。主が死んだ後も帳簿係としてエーブに仕え、彼女に商人のイロハを教える。ベルトラ エーブの元で働いている一つ年下の女中。エーブの夫が死んだ後も彼女に仕えている。家の家事一切は彼女が取り仕切っており、エーブとは仲がいい。ミルトン・ポースト 主に服を扱っている商人。金髪の若者。騎士として勇名を轟かせ、未亡人と結婚し領主になったポースト家の出身で、2番目の側室の三男坊。駆け出しの頃のエーブから、商売のための出資を受ける。■ 12巻ハフナー・ユーグ ケルーベにある美術品(主に絵画)を扱うユーグ商会の主人。太った中年男性。ハスキンズの紹介で訪れたロレンス達にフランを紹介する。フラン・ヴォネリ 黒い髪と瞳、南方の砂漠の民であることを示す褐色の肌をした少女。ハフナーと取引している絵描き兼銀細工職人で、腕は確かだが偏屈で頑固な性格だという評判の持ち主。北の地図を描く代金として、天使の伝説と魔女の噂が伝わるタウシッグへの同行をロレンス達に依頼する。ウルー・ミュラー タウシッグに住む体格のいい壮年の男。年老いた村長に代って村を取り仕切り外部との交渉を請け負っている。ヴィノ タウシッグに住む若い男。妻と子供がおり、村を訪れたロレンス達を自宅でもてなす。話し上手でロレンス達に村に伝わる天使の伝説と魔女の噂を話す。カテリーナ・ルッチ かつてレノスに住んでいた修道女。天使の伝説の真偽を確かめるため、伝説の残るタウシッグを訪れ、湖の近くにある森に住み付く。魔女の噂の元となった人物。カカナ・リンギット タウシッグ周辺の地を治める領主。痩せた体をした神経質そうな壮年の男。自らの地位を守るため、カテリーナの存在や天使の伝説を利用している。■ 13巻ジョゼッペ・オーゼンシュタイン 疫病により住民の半数が死んだクスコフに、新しい教会の司教として向かうために旅をしていた所、夜に旅籠が三人の賊に襲われて危うい所をノーラとエネクに助けられた髭面の司教。負傷した為、目的地が同じノーラとともにクスコフまで向い、到着してからノーラにある話を持ちかける。アマン・グウィングドット ローエン商業組合クスコフ商館の館長。リュビンハイゲンからヤコブ館長の紹介状を持って商館をおとずれ、服の仕立て職人になりたいというノーラに、仕立て職人の組合長アルスへの紹介状を書いた。アルス・ヴィッド クスコフ仕立て職人組合長、背が高くてやせた女性。建物を訪れたノーラとエネクに最初からきつい表情と態度であたる。ヨアン・エルドリッヒ クスコフで高利貸しをしている若い男性。職業柄町の人々からは良く思われていない存在だが「両替商」だと自称してうそぶいている。鋭い観察眼と巧みな話術を持つ。アルスとは知人。1.アニメ版で付けられた名前で、原作では名前が判明していない。
概要|
メディア展開|
評価|
ストーリー|
登場人物|
主要人物|
各巻登場人物|
設定・用語|
貨幣|
地理|
その他|
既刊一覧|
原作|
関連書籍|
文庫未収録作品|
漫画|
インターネットラジオ|
小清水亜美・福山潤のオオカミックラジオ|
小清水亜美・福山潤のオオカミックラジオII|
テレビアニメ|
狼と香辛料|
狼と香辛料II|
ゲーム|
脚注|
関連項目|
外部リンク|
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